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児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

妖怪スタジアム

 

妖怪スタジアム (21世紀空想科学小説 5)

妖怪スタジアム (21世紀空想科学小説 5)

 

 小学校5年の男の子蓮は、ふと気が付くと、まわりは同じなのに、人間はいなくて妖怪だらけの世界にきていた。同級生で、仲良しのリューセイ、近所に住んでいる中学1年生で亜香里も一緒だ。原因は、亜香里の父が、妻を亡くしてから、なんとかもう位置で妻に会える世界を探すために次元転移装置をつくったのだが、その装置は強い望みの思念をひろう。たまたま、リューセイが妖怪に夢中だったため、妖怪の世界に来てしまったのだ。リューセイの妖怪の知識を生かしながら、3人は、装置がある亜香里の家に向かうが、そこは、最強の妖怪を決める妖怪スタジアムたおなっており、3人も戦うことになるが、偶然が幸いして勝利する、という気楽な展開。タイトルに惹かれて借りる子はいそう。

ともだちなんかいらない

 

ともだちなんかいらない: ぴっかぴかえほん

ともだちなんかいらない: ぴっかぴかえほん

 

「ともだちなんかいらない」と言い合いながら、ほかの子たちを上から目線で見ている二匹のおばけのはなし。いかにもアルアルで、こんなんで絵本出せるなら、いくらでも作れそう。でも、こういうのを買う大人がいるから出版されるのでしょうね。実はうまく友だち作りができない子に、もっとちゃんと向かい合って物語を作ればよいのに。

おむかえパパ

 

おむかえパパ (主婦の友おはなしシリーズ)

おむかえパパ (主婦の友おはなしシリーズ)

 

 フランスの絵本。パパのみどりの車は、朝から調子が悪い。無事に園についたけど、帰りに車が故障したらパパがお迎えに来られないかも! ちょっと心配になったぼくが聞くと、おとなりのおじさんの赤いトラクターを借りてくるといった、でもそれも動かなかったら? 男の子の友達のシロクマさんに乗ってくる・・・ちょっとナンセンスなやりとりが楽しいし、お父さんの送迎がテーマというのもよい。でも、最後まで、お母さんが全然出てこないけど、ラスト家に帰ったらとか、途中でお母さんとあってもよい気もする。でも、ふと気づいた、逆の時ってお父さん出てこないのかも!

真実の種、うその種(ドーム郡シリーズ3)

 

真実の種、うその種 (ドーム郡シリーズ)

真実の種、うその種 (ドーム郡シリーズ)

 

 フユギモソウが種を残していた。その“うその種”の近くではうそばかり話してしまう。道大工トーマと踊りの名手なのにラリアー(踊りの代表チーム)に選ばれなかったテオ。そして姿をなくした少年リンの三人は、世界の根源と言われる伝説の地ルピアに種を運ぶ使命を担うことになった。ルピアを有するゴドバールでは、折から侵略軍を組織。戦争が始まろうとしていた。 なんとなくアニメの原作のような物語。それなりに読ませるが、人物に深みが足りないため物足りなさが残る。ハリポタファンには受けるかも。

どこにいるのイリオモテヤマネコ

 

どこにいるの イリオモテヤマネコ (ふれあい写真えほん)

どこにいるの イリオモテヤマネコ (ふれあい写真えほん)

 

地元の人さえ目撃したことが少ないイリオモテヤマネコをどうやって見つけるか? 足跡やふんを追う中で、やっと会うことができる。その後も、観察を重ねながら少しづつその習性をつきとめていくプロセスがおもしろい。 

どろんこハリー

 

どろんこハリー (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

どろんこハリー (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)

 

 ハリーは黒いぶちのある白い犬です。ある日、大嫌いなお風呂にお湯を入れる音を聞いて、ブラシを庭に埋めて逃げ出しました。ところが、遊んで帰ったハリーは泥だらけ、白いぶちのある黒い犬になってしまいました。家の人に、ハリーだとわかってもらえずに困ってしまいます。思いっきり遊ぶハリーのいたずらっ子の雰囲気が、子どもたちに人気。いつ読んでも喜ばれる定番絵本です。

ねこの町のリリアのパン

 

長年仲良く暮らしてきた奥さんを亡くした犬のジョンソンさん。落ち込むジョンソンさんにねこの町のリリアさんから招待状が届く。まちに着いて住所がわからない、ときづいたとたん、鼻がお店をおしえてくれた。そしておいしいパンを食べて慰められた、というお話。臭いでお店を探す、という点はおもしろいが、奥さんの死からの立ち直りがパンでいきなり、というのもどうか? たくさんのパンを次々たべてるけど、食べ過ぎ?となんとなく初めに設定があって、そこに合わせて物語が展開しているようで気になった。もっと、日常の中でしみじみおいしいパンにしてもよかったのでは?