14歳までに死ぬと予言されたペッパー・ルーは、14歳の誕生日に、死から逃げ出すことにした。父の上着を着て、父の船に船長として乗り込む。ところが、船は保険金詐欺のターゲットだった。船長からデパートへ、牧場、新聞記者、電報配達と、次々に仕事を変えながら、生き延びつつ、ルーは、おばさんが聖者から受けたという予言を変えたいと願うが、同時に、自分のせいで、まわりに不幸を振りまいてる不安にさいなまれる。ドタバタだが、伏線が最後全てきっちりハマリ、大円団で終了。
マコックランのこうしたユーモア系ファンタジーは、意外に書けそうで書けないのでは? 私は好きです。奔放に書くって難しいですよね(奔放に見せかけた作品はわりとあるけど・・・)