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そして、ぼくの旅はつづく

 

そして、ぼくの旅はつづく (世界傑作童話シリーズ)

そして、ぼくの旅はつづく (世界傑作童話シリーズ)

 

 

ドイツで生まれたアリは、幼い日に父を亡くし、母と二人暮らし。演奏家だった祖父にヴァイオリンを教えてもらい、生まれつきの才能を開花させた。何かを求める旅を繰り返していた母は、シドニーで新しいパートナーと巡り合い、2人はオーストラリアに移住する。過去の旅の記憶と、現在のオーストラリアでの暮らしが、一章づつ交互に語られる。音楽への思いをしっかりもったアリと、そのアリを見守る祖父、母、義父たち大人が文句がつけようがなく「大人」。祖父の死を乗り越えて自分の才能を外に開いていくようすが素直に描いてある。