2014-02-22 透明人間の納屋 Cふつう フィクション 小学校高学年以上 透明人間の納屋 (ミステリーランド) 作者: 島田荘司 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2003/07/30 メディア: 単行本 クリック: 6回 この商品を含むブログ (52件) を見る 母子家庭の「ぼく」にとって、隣家の真鍋さんはやさいい父のような存在だった。いっしょに遊んでくれたり、食事をおごってくれたり、なにかと面倒をみてくれた。真鍋さんの透明人間の話には、ひきつけられる魅力があり、折から、透明人間なしでは説明できないような殺人事件が起こる。北朝鮮工作員という時事的テーマは、大人にはピンとくる。怪奇なムードや真鍋さんとの心の交流はよく書けているが、トリックにはちょっと無理も! まぁ、島田荘司ってそういうとこがある作家だけど。