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ふしぎのたね

 

ふしぎのたね (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)

ふしぎのたね (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)

 

 原著タイトルはSo happy! 種がテーマというより種の成長、子ども、うさぎがそれぞれ動いていて、最後にタネは花さき、子どもは枝で橋を造り、うさぎは橋を渡って巣にかえれ、子どもは花をお母さんにもちかえり、よかったね。で終わる。絵はいいが、物語の必然性もあまりない? 種もふしぎなたね、というよりふつうの種のよう、「だれかがたねを」という文で、明らかに母親が植えているのはわざと? 雨が降らないのは種のせい?など、なんとなくふにおちないままよみおわりました。アニタ・ローベルは大好きな画家なのですが・・・。