- 作者: フランシス・ホジソン・バーネット,レナード・ワイスガード,中村妙子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/02/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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ヨーロッパの各地に散った仲間への伝言「ランプがともった」を伝えるべく旅に出たマルコとラット。伝言を受け取った人の表情で、ラットは、ある確信を強くする。そして、ついに王子は帰還。内乱は終結し、王が即位した。その王こそ、マルコの父であり、サマヴィアに平和が訪れる。 マルコとラットの友情などの細部は、面白いが、内乱の描写はありきたり。生まれつきの王によって解決しちゃう、というのは微妙な感じ。生まれつきの王子というテーマは『小公子』があるが、あのまとまりには欠ける。