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シロガラス ①パワーストーン

 

シロガラス 1パワー・ストーン

シロガラス 1パワー・ストーン

 

 白烏神社に伝わる子ども神楽は、剣士と烏2羽のグループ2組の踊りで奉納される。神社に伝わる星茫一心流という古武術がその剣士の動きのベースになっており、千里は神社直系の一人娘で、この武術の名手だ。兄弟のように育ったいとこの星司は同級生の5年生。無類の生物好きで穏やかな性格だ。そして近所のおとなしい美音の3人が踊っている。千里をライバル視する北川礼生は、千里を戦いの場に引き出すために、星司へのシカトや美音への暴力など嫌がらせをする。千里は、二人を守るため礼生と戦い、礼生は彼女とこれからも戦うために、星茫一心流に入門し神楽を舞うことを決める。気の強い有沙と、不器用だが理数系の天才数人も舞手に加わる。白烏を助けたせ星司、神社に伝わるパワーストーンと、話題は盛りだくさんで、周辺の大人たちも個性的だが、とても読みにくい。ラストに6人が神社の石(パワーストーン)に異変が起こり、そこに手を触れるところで終わるが、ファンタジーの組み立てに苦労しているような感じを受けた。無理せず、お神楽と古武道で押して書いた方が『よかったかも。