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はこぶ(2015課題図書:低学年)

 

はこぶ

はこぶ

 

 たくさんのくだものややさいを「はこべるかな」と言っている原始人風の男が、ページをめくると、手で運び、入れ物を使い、天秤棒で二つ運び、まではいいが、その後が、混とんとしてくる。おおよそ時代順(?)に移り変わるが、予備知識がないと自転車のメール便など、説明なしで運んでいると理解できるか?(ただ自転車乗っているように見える)。また、後半は、運ぶための道づくりになっているが、そこまで広げなくてもよかったのではと感じる。もう少し、絞って運ぶための工夫の歴史をしっかり描いた方がよかったのではないか?