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消えたオアシス 灼熱のサハラをさまよって

 

消えたオアシス―灼熱のサハラをさまよって (鈴木出版の海外児童文学)

消えたオアシス―灼熱のサハラをさまよって (鈴木出版の海外児童文学)

 

 村を襲った旱魃は、人の絆を壊す。遊牧民出身のコボエと結婚したアドゥーナは、息子のイサを連れ、水がなくなった村を捨て夫の故郷をめざしてサハラに踏み出した。だが、ようやくたどりついた故郷もまた、水が枯れ廃墟となっていた。人道援助で派遣された医師マリーは夫婦と会うが、イサの命を救えずに無力感にさいなまれる。きびしい自然とその中でしきたりを守りながらひたすら生きる姿が描かれている。装丁は小学校高学年くらいだが、内容的には中学生以上。装丁を変えたほうがよいのでは?