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ルビーの谷

 

ルビーの谷 (ハリネズミの本箱)

ルビーの谷 (ハリネズミの本箱)

 

 孤児院で育ったダラスとフロリダは、院長夫妻に問題児と決め付けられているが、子どもらしく活動的なだけ。テイラーとセアリー夫妻に夏だけひきとられるが、過去のひどい養父母の記憶で、二人は警戒気味。だが、夫妻は暖かく思いやりのある両親だった。しだいに心を開く双子だが、夫妻の隠し財産の存在を双子から聞いて盗もうとする院長や、子どもを引き取るには年寄りすぎると反対する実子たちの声で、二人は悩む。双子と老夫婦の関係がとてもいいが、妙に舌足らず。カーネギー受賞作なので、訳が悪い(雑な)のではと疑う。