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その時ぼくはパールハーバーにいた

その時ぼくはパールハーバーにいた

その時ぼくはパールハーバーにいた

ハワイで漁師をやっている父さん。写真花嫁としてやってきたて、夫になるはずだった人の死にあったのに父さんと結婚できて幸せだったと考えている母さん。古い日本の伝統を忘れないおじいちゃん。貧しくても幸せだったトミの一家は、日本のパールハーバー爆撃で一変する。父さんが、そしておじいちゃんも逮捕されてしまう。変わらないビリーの友情を支えに、僕は「アメリカ人なんだ」と思うが、日本人が毒を入れているという情報が飛び交い冷たい目で見られる。トミは日本の良さを受け継ぎながらアメリカ人としての道を歩もうと決意する。