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森の小さな開拓地(クワイナー一家の物語3)

 

森の小さな開拓地―クワイナー一家の物語〈3〉 (世界傑作童話シリーズ)

森の小さな開拓地―クワイナー一家の物語〈3〉 (世界傑作童話シリーズ)

 

 生まれ育った家を後にして、森の奥の開拓地にたどり着いたクワイナー一家。床も窓もない粗末な家にがっかりするが、それでも懸命に暮らし始める。だが、折からの日照りで作物は全滅。近くの開拓地に行って、開墾の作男たちへの食事作りの仕事でやっと一息つく。荒くれ男の中で、無口で無愛想だがまじめなホルブルックさんが、影ながら一家を支えてくれる。近くに住み着き、助けを拒む孤児の兄弟たちとの出会い。ホルブルックさんが、母さんにプロポーズするが、さあこれからの展開は?