一人娘の王女が死んで以来、無気力となった王に代わり、権力を欲しいままにするようになった宰相カバルス。自由な言論は弾圧され、国民は苦しめられていた。印刷工の見習いテオは、印刷を妨害しようとした警官と争い、兵士を傷つけてしまった。親方は殺され、生まれた村から逃亡。途中にイカサマ師2人組と仲間になり、腹話術のできる浮浪児の女の子ミックルと出会う。孤児の主人公が愉快な仲間や高貴な血筋だがはねっかえりの女の子と仲良くなり、自分探しをするパターンはタランシリーズと同じ。甘いながらも迷う主人公のひたむきさが、類話と一線を画しているのかな?