レギア王国に潜んでいたカスパルが傭兵を率いてウェストマークを侵略。フロリアンも重傷を受け、ジャスティンは郊外で勢力を造りつつ、自分が主導権を握る動きを見せる。ミックルとテオは首都でゲリラ戦を組織。テオは、再度ケストレルにならずにどう闘うのかを思い苦悩する。慎重に計画しながら、民衆の蜂起に翻弄されるクライマックスは、フランス革命を思わせる。だが、ゲリラの犠牲の中で、救うか助けるかをどう決めるのか? 王制を否定しつつフロリアンの血統を言うなど、微妙な引っかかりもある。まぁミックルとテオが自由になるラストは、そこそこの大円団でしょう。