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アーサー王と円卓の騎士=サトクリフ・オリジナル

 

アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル

アーサー王と円卓の騎士―サトクリフ・オリジナル

 

マーリンの登場から、アーサーの誕生、円卓の騎士が揃い宮廷が最盛期を迎え、パーシヴァルが登場するまで。オーソドックスなアーサー王伝説を基本としているが、人物や情景の描写には、サトクリフの個性が感じられる。トリスタンとイゾルテの挿話が、ランスロットとグェネヴィア妃の鏡像として、うまく使われている。