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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

新・ロビンソン・クルーソー

トゥールニエ作 榊原晃三岩波書店 1973.10 4-0-110674-4

ロビンソン漂流記を踏まえ、ロビンソンが火薬の爆発で文明の道具を失い、フライデーの生徒になる逆転劇の物語。文明を捨てることで自由を手に入れるという発想も展開もおもしろいが、訳の古さ(36年前)のせいか、なんとなくテンポが悪く、ノリにくい。もう少し軽い訳にしたらいけそう。