中学２年になる田代有礼（あれい）は、一度見たものを忘れない驚異的な記憶力があるが、うまく隠して普通に暮らしている。「くるすの丘に、来い」と猿に言われる不思議な夢を見ていた直後、急に引っ越しがあり来栖の丘学園という学校に転校する。そこで数学だけが優秀なＱこと厩舎に妙になつかれ、直後、存在しない教室に閉じ込められるという不気味な体験をする。実は、来栖の丘には、黄泉の国に通じる入口があり、開発でその封印が解かれたために、黄泉ツ神が出現しようとしていた。アレイたちはカンナギとして、黄泉ツ神が出現させるカクレドを破壊する使命を課されてしまったのだ。カンナギは７人、すべて特殊能力を備えているという。二人以外は、言葉を伝える猿、驚異的な力がある春来（ハルコ）、音楽の才があるヒカルの５名までが、とりあえず１巻で判明です。数学の専門用語をちりばめたりで、妙に技巧的な感じを受ける。読んでいて疲れる感じ。期待していただけに、ちょっとガックリ。
