タルはセブンスタワー都市の下から2番目レッド階級の少年。父が死んだと言われた日から全てが狂いだす。母は原因不明の重病で、弟妹は幼い。自力で1級のサンストーンを手に入れ、「大移動」に参加しなければ母の治療や、自分のスピリットシャドウを手に入れることができなくなる。見えない妨害がはりめぐらされ、タルはついにタワーのサンストーンを盗むことを決意。だが、失敗し氷原でエスキモーのような部族に救われ、そこの少女戦士ミラとともに塔にもどる旅にでる。全体的にずばりポケモンの世界。子どもの時のシャドウガーはいろいろ変身し、スピリットシャドウになると固定するというのは「ライラ」の冒険シリーズのダイモンと同じ設定。ただ、それをゲットしなきゃいけないのが、いかにもポケモン。叙情性はないが、ゲームブックとしてのできはよい。