バレンタイン・デーにちなみ、ラブストーリーを!
マツの森の真ん中に、美しいマツの王子の木がありました。ところがそのすぐそばにかわいいシラカバの女の子の木が育ち始めたのです。まわりのマツの木はおこり、木こりをよんでシラカバを切らせようとしました。ところが、やさしいシラカバの少女を愛していたマツの木の王子は、シラカバと一緒に倒れてしまいます。ふたりが材木になっても一緒にいたいと願っていると、一人のおじいさんが二本を一緒に買って、美しい木彫りの馬と鹿にしてくれました。けれども、親切なおじいさんが病気になったとき、薬代をかせぐために自分たちは売られようと決意します。
常に寄り添いながら、困難に立ち向かうマツの木の王子とシラカバの少女の姿が魅力です。