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児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

魔法が消えていく・・・

 

魔法が消えていく…… (児童書)

魔法が消えていく…… (児童書)

 

 魔術師ネバリーの魔導石(魔法の力の源泉になるそれぞれの魔法使い独自の石)をすり取ろうとして命を落としかけたスリの少年コンウェア。それがきっかけで、たそがれ街で泥棒生活から、ネバリーに拾われ、彼の弟子におさまるが、魔導石がなければ魔術師にはなれない。ネバリーは、街を二分する「あかつきの君」とトラブルを起こして追放されていたが、街の魔力の減退の理由をつきとめるために20年ぶりに帰ってきたのだ。いかつい用心棒ベネットと3人暮らしがはじまり、魔法学校にも入れてもらったコンには、ある秘密があった。魔法が消えていく原因は?コンは魔導石を見つけられるのか? などの謎と、登場人物のキャラで楽しく読ませてくれる。よくあるパターンの話で、さらにつっこむと、当初コンは字が読めないのに、ネバリーの日記を盗み見するなどつっこみどころもあるが、気持ちよく読めたのは、描写がしっかりしているからだろう。ダイアナ・ウィン・ジョーンズに評価されたとのことだが、確かにそういう味わいの作品。