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児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ホーミニ・リッジ学校の奇跡!

 

ホーミニ・リッジ学校の奇跡! (sogen bookland)

ホーミニ・リッジ学校の奇跡! (sogen bookland)

 

 先生の急死で、学校が無くなるのでは、という期待に胸を膨らませるラッセル。だが、新教師はこともあろうに姉さんだった。1904年という新世紀の初め、自分も高校を終わるか終わらないかという状態で、教師に挑戦する姉タンジー。遠いダコダにあこがれ、鋼鉄製の脱穀機に目を丸くするラッセル。どろぼう一家と呼ばれる家族の中からタンジーへの憧れを抱き学び始めるグレン。そして、タンジーと生徒たちが教育委員会の視察を受ける日、生徒たちは自分の特性を活かした回答で教育委員会に感銘を与えた。古きよきアメリカを描くことにかけては安定したペック。だが、教育によりラッセルは田舎から都会へと出る。アメリカの現在の混迷を思うと、教育により農村を出ることがハッピーエンドなのだろうか、とも思う。