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児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

ラン

 

ラン (角川文庫)

ラン (角川文庫)

 

 13歳で両親と弟を事故で、20歳で育ててくれた叔母も亡くした環は、スーパーで入力のアルバイトをしながら引きこもるように暮らしていた。久々に心を通わせた自転車屋さんも引越してしまうが、別れにもらった自転車が、なんと環を“あの世”に連れて行ってくれた。日暮れ後、40キロの道をあの世からのガイドで駆け抜ければ日付が変わるまでの間、そこに留まれるのだ。だが、自転車は自転車屋さんが死んだ愛息のために作った特注品。その子に自転車を返した後も、家族に会うためには、自力で40キロを6時間以内に走らなければならない。走り始めた環は、ランナーチームに勧誘されるが、メンバーはくせもの揃い。中でも真知英子は何でも一言いわなくては気がすまないイヤミなオバサンで、環の天敵となった!家族に会うために走り、走ることで立ち直るという分かり易い展開でちょっと見え見え? カラフルよりは落ちるけど、楽しく読める。