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児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

父さんの納屋

 

父さんの納屋

父さんの納屋

 

 開拓時代のアメリカ。9歳のベンは、優秀だったため寄宿学校に行かせてもらっていたが、父が倒れたことで呼び戻される。母はすでになく、兄のハリソンと姉のネティが農場を守っていた。寝たきりで言葉もしゃべれず、食事をさせるのも難しく、排せつも垂れ流し。ベンは、そんな父の姿にショックを受けるが、介護をしている中で、父にまばたきで合図してもらうことで、父に思考力が残っていることに気づく。父の喜ぶことをして元気を取り戻してほしい。父がいつも望んでいた納屋を建てることで元気を取り戻してもらおうと考える。実直な兄、16歳でもうすぐ結婚するつもりの勝気な姉。二人を説得して納屋づくりを進めるが、父は徐々に弱り、ついに完成の日に死んでしまう。ラストは、50年後、その父の納屋がまだ立っていることをベンが語って終わる。ベンの一途さは確かに感動的だが、介護の大変さはあまり触れられず、ベンは結局勉強をやめて兄と農業やったの?とかもしりたいけどわからず、なんとなく欲求不満が残る。