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児童書評価のページ

新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

モンスーンの贈りもの

 

モンスーンの贈りもの (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち)

モンスーンの贈りもの (鈴木出版の児童文学 この地球を生きる子どもたち)

 

ジャスミンことジャズのママは、インドからアメリカの今の両親のもとに養女にきた。養父母に大切に育てられたママは、いつでもほかの人に手を差し伸べる活動をしている。この夏は、自分が育ったインドの孤児院に、一家をあげてボランティアに行く。ジャズは幼馴染のスティーブと別れて過ごすのがつらい。ずっと親友だったけど、最近は別の感情がこみあげている。でも、スティーンはみんながねらうカッコイイ男の子になっちゃった。砲丸投げの選手で、大柄でガッチリした自分は、とても女の子としてみてもらえない。ママのまねをしてホームレスの援助をしようとして失敗した経験もつらい。インドはモンスーンの季節。雨で生き生きする台地。ボランティアなんかしたことないパパまで孤児院のパソコン利用に協力。弟も孤児院のサッカーチームに参加。ジャスミンは、ボランティアをしたくないから行った学校でできた友達にスティーブが彼氏と勘違いされちょっとうれしい。家のお手伝いにきてくれた孤児のダニタは、妹と3人で生きるのを目標にし、15歳なのに、倍の年の男性が、3人まとめてひきとるという申し出を受けて結婚しようかと悩んでいる。自活するには、仕事がいる。ダニタを助けるため、ジャズは自分のビジネス経験から援助しようと決意する。インドでは、まさかのモテるタイプの女の子と知り、ちょっと自信がつくジャズ。そして、そうだろうなぁ~と予想通りの、実は両想いだと気付く展開。「リキシャガール」と同じ作者で、甘さはあるけど、読み慣れていない子でも読めそうな感じはよい。