パパが駆け落ちしてしまった。レイミーは、パパに帰ってきてほしい。だから美少女コンテストに優勝して、新聞に載って、それを見たパパが連絡してくれることをもくろんだ。それにはまず、バトンができなくてはいけない。そしてバトン教室でルイジアナとベバリーという女の子と知り合いになる。まともに教える気がないバトンの先生。近所に住んでいていろいろ教えてくれたのに死んでしまったボーカウスキのおばざちゃん。両親が死んでしまったから、おばあちゃんと一緒に逃亡者のように暮らしているルイジアナと、パパは警官だというのに、犯罪に興味津々で攻撃的なベバリー。ちょっと不思議な雰囲気と滅茶苦茶なチャレンジの中で、自分を取り戻していくレイミー。結局読まないナイチンゲールの伝記のイメージのように一筋の光を見つけていく感じがなかなかいい。
