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帰ってきたキャリー

 

帰ってきたキャリー (1977年) (児童図書館・文学の部屋)

帰ってきたキャリー (1977年) (児童図書館・文学の部屋)

 

 第二次世界大戦時イギリスの疎開の物語。強欲で威張り屋のホストである主を、最初は恐れ、次第に理解し、ついには同情していくキャリー。行動派のキャリーと対照的で思索派のアルバートと、彼の引き取り手であり、魔女と呼ばれるペプジーバー。それぞれの人物が良く描かれ、ミステリアスな雰囲気もあり楽しく読める。