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新刊・古典とりまぜて児童書を評価します

トレマリスの歌術師 

 

トレマリスの歌術師〈1〉万歌の歌い手

トレマリスの歌術師〈1〉万歌の歌い手

 

 装丁がそそる感じだったので手に取ったが、あまりにも「あるある」ファンタジーだったので、途中でやめてしまった。隔離された場所に住む巫女たち、歌の魔術、巫女のリーダーはやさしく副リーダーは厳しい。主人公は、奔放で叱られていてよそ者を助ける。助けたよそ者は、謎の人物だが、能力が高くイケ面。だがストイック。そして、いろいろあって彼と共に外の世界へ~です。なぜ早々に読む気が失せたのかを振り返ると、リアリティのなさ。歌で魔法が働くシステムは、どこから力を得ているのだろう? 旅の大変さは、どう大変なんだろう? この作者は、絶対に野宿とか経験なさそう・・・と感じてしまいました。そういうものを求めなければたのしめるのかも・・・