大好きだった母さんと妹に取り入った顎鬚! ジョンは顎鬚が大嫌いだった。なんとか追い出そうと画策するが、気付いたら11歳で寄宿学校に追い出されるはめにおちいった。でも母さんだって、そのソールズベリーに、僕を先祖のせいで狙っているゴーストがいるなんて知らなかったろう! 幽霊に対抗するには幽霊しかないと教えてくれたのは、最高にかわいいけど変わり者のエラ。心から助けを求めれば助けてくれるという騎士ロンジェスピーの幽霊に助けをもとめ、騎士は期待に応えてくれた。だが、勝利したと思ったのもつかの間、ゴーストの逆襲が始まる。エラの祖母ゼルダとともに、助けに駆けつけてくれたのが、まさかの顎鬚。エラの叔父だったのだ。寄宿舎の友人や過去の因縁。ロンジェスピーと妻の愛などフンケらしくうまくまとめてあり気楽に楽しく読める。