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がんばりかあさんと6人の子どもたち

 

がんばりかあさんと6人の子どもたち (1984年) (ポプラ社の世界こどもの本)

がんばりかあさんと6人の子どもたち (1984年) (ポプラ社の世界こどもの本)

 

 ニュージーランドの実話をもとにした物語。酒乱の父親からのがれた母親と6人の子どもは、オーストラリアからニュージ^ランドへと渡る。ゼロからの出発にもかかわらず、お母さんは、自分の居場所と財産を築いていく。特に、資産を築くため牛を奥地に売りに行くところは圧巻。ドキドキハラハラで読みやすいが、シリアスな背景を考えると、イラストは内容に合わないように思う。