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わたしのねこカモフラージュ

 

わたしのねこカモフラージュ

わたしのねこカモフラージュ

 

 両親が別居し、母と共に新しい街に越してきたルース。気分屋の母親に、口うるさい大家、転校生ということで孤立する学校生活。行き詰まった暮らしの中で、ルースは、不思議な毛並みのネコ、カモフラージュと出会う。そして、カモフラージュを通じて、マイケル少年と老婦人ミス・バーナビーと出会う。ルースの導師となるミス・バーナビーがとても魅力的。ラストは大円団過ぎるかもしれないが! 作者の手による挿絵が、とてもよくあっていて魅力。