きっと天使だよ (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)
- 作者: ミーノミラーニ,Mino Milani,関口英子
- 出版社/メーカー: 鈴木出版
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
- クリック: 1回
- この商品を含むブログを見る
第二次世界大戦の爆撃で一瞬にして家族を失った男の子がいた。まわりの人たちに助けられて成長し、優秀で事業に成功し巨万の富を築く。男はアフリカに行き、そこで自然の中で暮らすことを選んだ。だが、そこに戦争がやってくる。戦争さえ避けるような貧乏な村が戦場になり、爆撃と地雷で壊滅。男の子が一人だけ生き残った。さまよう男の子を偶然助けた男は、そこにかつての自分自身を見る。戦争が広がる国の中で、孤児たちが少しづつ連れてこられるようになり、助けを求める難民もやってくる。そしてついに、軍の兵士がやってきた。絶体絶命の時、空からヘリコプターでやってきた謎の上級兵士により解放される。去って行った兵士を「きっと天使だ」と思う。だが、運よくここで助かっても次があるかも・・・・・。もう一歩何かの形で進んでほしかった気もする、