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のえんどうと100にんのこどもたち

 

 おかのうえののえんどうには、子どもが100にん。さやの中の豆つぶです。おひさまに育てられたこどもたちは、だんだん大きくなりながらさやの中でいろんな音を聞いて、外の世界に憧れます。はやく外に出たいと言うこどもたちを大きく育て、しっかり茶色い服に着替えせてからおくりだすおかあさん。茶色い服のおかげで、土にまぎれて鳥に食べられずにすむようすに、おかあさんの愛情を感じます。そして、また、新たなのえんどうが育っていくようすが描かれ、満足できます。