ロシアの少数民族のむかしばなし。ままこイジメの「目かくしおに」では、やさしい妹に親切にしてもらったお礼に、ネズミが妹を助けてしあわせにしてあげる。こうした、他でも見られるモチーフの他に、表題作「お日さまとトナカイ」は、まっくらな世界の中で、お日さまのことをきき、それを信じておひさまを手に入れるという冬の長い国らしく魅力的なもの。人間がアザラシになったりと動物と人間の間の垣根が低く、ヨーロッパの昔話に比べて、近しい感じがする。
ロシアの少数民族のむかしばなし。ままこイジメの「目かくしおに」では、やさしい妹に親切にしてもらったお礼に、ネズミが妹を助けてしあわせにしてあげる。こうした、他でも見られるモチーフの他に、表題作「お日さまとトナカイ」は、まっくらな世界の中で、お日さまのことをきき、それを信じておひさまを手に入れるという冬の長い国らしく魅力的なもの。人間がアザラシになったりと動物と人間の間の垣根が低く、ヨーロッパの昔話に比べて、近しい感じがする。