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ペンギンは、ぼくのネコ

 

ペンギンは、ぼくのネコ (児童書)

ペンギンは、ぼくのネコ (児童書)

 

 アルフィーは、小学校3年の男の子。拾ったネコをペンギンと名付けてかわいがっている。背中が黒くてお腹が白い、ペンギンみたいな色なんだ。家の隣には高齢のおばあさんが住んでいて、そこの荒れた庭は楽しい遊び場だ。こっそり入り込んでたのしんでいた。ところがそこにおばあさんの娘と孫のグレースが引っ越してきた。グレースは気が強くて、アルフィーの侵入に文句をいうし、ペンギンが気に行ってエサで手なつけようとする。ペンギンがまんざらでもないので、アルフィーは気が気ではない。アルフィーがペンギンが大好きな気持ちや、互いにぶつかりながらペンギンをきっかけになかよくなっていくようすが楽しい。にしても、ペンギンの存在感はなかなかのものです。