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がっこうだってどきどきしてる(2018 課題図書 小学校低学年)

 

がっこうだって どきどきしてる

がっこうだって どきどきしてる

 

新しくできた建物が、自分は学校なんだと知る。でも学校ってなんだろう? 開校前に掃除に来てくれた用務員さんに聞くと、子どもが来るのだと知らされた。たくさんやってくる子どもたち。でも「がっこうなんてきらいだ!」という子どもたちもいて、学校はがっかりしてしまう。でも、子ども達と一緒に勉強したり、子どもたちが学校の絵を描いてくれるのをみて、うれしくなってくる。

「学校なんて嫌い、行きたくない」と言う子に「そうか、でも、学校さんもそんなこといわれたら悲しいかも」と会話したくなる。ごくふつうに、学校に車いすの子も登校している感じも良い。素直に学校を擬人化して会話できるような子には感想文も書きやすいかも。