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小さな赤いめんどり

 

小さな赤いめんどり (こぐまのどんどんぶんこ)

小さな赤いめんどり (こぐまのどんどんぶんこ)

 

 ひとりぼっちのおばあさんのところに、小さなめんどりがやってきました。やせていて、エサをもらうと夢中で食べます。おばあさんは、かわいそうになって、たくさん食べさせてやりました。

ところが、めんどりの持ち主という男がやってきて、めんどりを取り返そうとしました。おばあさんがめんどりを守ろうとすると、まずしいおばあさんのたった一つの財産のしんちゅうのろうそくを代わりに奪っていきました。

めんどりは、おばあさんのために家の仕事や頼まれた針仕事をそれはそれはみごとにこなしてくれました。おかげで、お金も入るようになり、おばあさんはますますめんどりをかわいがって幸せに暮らしていました。ところが、おばあさんの暮らし向きが良くなったのを見た男が、めんどりのせいだと気付いてめんどりを取り返しにきて、無理やりさらってしまいました!

昔話風の物語で、やさしいおばあさんとめんどりの間の愛情がとてもすてき。子どもたちにとって満足が行く物語になっている。