かこさとしさんが、あまたある性教育の本に足りないと感じた子ども目線を考えてつくったという「生と性」の絵本。
にわとりや金魚、かめにはないおへそが人間にあるのは、卵で生まれるのではなくお母さんのお腹の中で育ってから生まれるから。お母さんのお腹の中で、栄養や大事なものをもらうためにお母さんとつながっていた管のあとが、おへそなのだ。お父さんお母さんも、そのまたお母さんのお腹の中にいたからおへそがある。大切なおへそをいじったり冷やしたりしないようにしよう。幼い子にも、命のつながりと、自分の体を大事にしようという思いを持たせてくれる。
