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ヘンリーくんと秘密クラブ

 

ヘンリーくんと秘密クラブ 改訂新版

ヘンリーくんと秘密クラブ 改訂新版

 

 ヘンリーくんが、友だちのロバートとマーフと一緒に秘密の小屋をつくるのがタイトルだが、ラモーナが相変わらずヘンリーくんを振り回す中で、ラモーナのおかげもあって新聞のお客さんから投書でほめてもらい、地区支配人のキャパーさんやおとうさんに「鼻が高い」と認められるところが、印象的。雪の日の配達で新聞がぬれないように1軒1軒手渡しで配達したこと(普段は前庭に投げ入れる、それがかっこいいと思って配達を始めた)が感謝される。シリーズ第6巻目で、特に笑いと感動の1冊。