テストの成績が悪かったせいで、公園に移動遊園地が来ているというのに家で算数の問題集をやらなくちゃならなくなってしまったコータ。ところが、そのコータをこっそり誘いに来た子がいました。ぽっちゃりした男の子のポンちゃん。どこかで見たような姿で、お母さんのことも知っているといいます。思いきって遊びに行くと、その子は10円玉をたくさん持っていて、次々にいろんなものを買ってくれ、楽しくお祭りで遊びました。ポンちゃんの正体って・・・ありそうなのは、おじいちゃんあたりが子どもの姿で来たのか?などと考えながら読んでいたところ、意外な、でも納得できる正体が最後に明かされます。こんなことがあったら楽しいな、そして実際にあるかもという気持ちになれるすてきなおはなしでした。