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ぼくの最高機密(トップシークレット)

 

ぼくの最高機密(トップ・シークレット)

ぼくの最高機密(トップ・シークレット)

  • 作者: ジョン・レナルズガードナー,タカタケンジ,John Raynolds Gardiner,渡辺了介
  • 出版社/メーカー: 佑学社
  • 発売日: 1993/06
  • メディア: 単行本
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 小学校4年生のアレンは、素晴らしい理科の自由研究テーマを思いつく。それは人間が光合成をできるようにいなれば、何も食べないで済むので、そのための研究をしようということだ。だが、担任のグリーン先生は相手にしてくれない。そんなできもしない研究ではなくて「くちべに」の研究をしなさいという。両親も先生の言う通りだというが、おじいちゃんだけが応援してくれる。アレンの研究はなんと大成功! なのにだれも信じてくれません。新聞に載せれば信じてもらえるかも、と思ってお願いに行くとキワモノ記事にされちゃいます。ついに大統領に手紙を書きますが・・・。全体のテンポはよいが、どちらかというと風刺的で子どもより大人がニヤリとするような雰囲気。同じブラックさがあっても、ロアルド・ダールはナンセンスなパンチ力があるけどこちらはパンチ力はあまりない感じがした。