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孤島のドラゴン

孤島のドラゴン (児童図書館・文学の部屋)

孤島のドラゴン (児童図書館・文学の部屋)

小説家のお母さんが静かなところで執筆したいというので、大叔母さんの所有する孤島に来たハナ、ザカリー、サラ・エミリーの三兄弟。ドレイクの丘を調べてみるように、という大叔母の言葉通りに行ってみると、そこには三つ頭のドラゴン、ファフニエルがいた。一つの頭ごとに性格の違うドラゴンが語ってくれる三つのお話は、それぞれドラゴンと子どもたちの性格に合っている感じで楽しいが、子どもたちの島での日常を、もっと楽しそうに書かれれば、もっとイキイキとした感じになったのでは? 訳文もやや硬い感じ。