ローマ時代から始まる前史に続き、「ゆでる」という水との結合がはじまり、農民のごった煮スープの伝統の中で成長していくパスタの歴史をたどる。小麦という贅沢を庶民が口にできず、お祭り料理だったため、郷土色豊かになったこと、イタリアの後進性の象徴として扱われたり、女性を台所に縛り付けるというバッシングも受けたこと、など興味深い。小麦が贅沢だなんて!、現代に生まれて幸せですね。
ローマ時代から始まる前史に続き、「ゆでる」という水との結合がはじまり、農民のごった煮スープの伝統の中で成長していくパスタの歴史をたどる。小麦という贅沢を庶民が口にできず、お祭り料理だったため、郷土色豊かになったこと、イタリアの後進性の象徴として扱われたり、女性を台所に縛り付けるというバッシングも受けたこと、など興味深い。小麦が贅沢だなんて!、現代に生まれて幸せですね。