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エディンバラの光と影

 

エディンバラの光と影

エディンバラの光と影

 

 

豊かな家庭、仲のよい両親。兄は演劇かぶれで、フラフラしているけど、両親に愛されている。そんな平凡で幸せな15歳のエミリー。その前に、彼女に良く似たなぞの少女イブが現れる。彼女は、なんとわずか3ケ月違いの異母姉妹! トレーラーで男と住み、気ままに暮らすイブに反発しつつもひかれるエイミー。母に真実がばれるのを恐れたり、バスの中で出会った修理工の少年に一目惚れたりと、エイミーの気持ちは激しく動く。結局は、全てが明るみに出され、イブが微妙に嘘をついていたこともわかる。女の子の気持ちのゆらぎが素直に書けている作品。