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名探偵カッレくん

 

名探偵カッレくん (リンドグレーン作品集)

名探偵カッレくん (リンドグレーン作品集)

 

 名探偵をめざすカッレくんと友達のアンデス、パン屋の女の子、エーヴァ・ロッタはいつも仲良し。その日も3人で遊んでいるところにエーヴァ・ロッタのおじさんがやってきます。何かと不審な行動をとるエイナルおじさんを怪しくおもったカッレくんは一人で調べ始めます。
最初は探偵ごっこだったカッレくんがだんだんと本物の探偵のように調べ、証拠をおさえ、指紋までとり、警察に手紙まで送ってと犯人を追いつめるところがおもしろい。最後は3人で地下室に閉じ込められてしまい、どうなるのだろうとドキドキさせてくれます。友達のアンデスとエーヴァ・ロッタのキャラクターもしっかり描かれていて、エーヴァ・ロッタの男の子にも負けない勇気と、ケンカ強さは素敵です。バラ戦争でのエーヴァ・ロッタの活躍は見事だと思いました。