2013.11.4に紹介を載せていたアルケミストシリーズ 。いよいよクライマックス最終巻。1万年前の過去、ダヌー・タリスで両親(?)オリシスとイシスに出会い、王座に着くのだとといわれるソフィーとジョシュ。その彼らのもとに向かおうとするスカアハやパラメデス、シェイクスピアたち。ダヌー・タリスのアテン王を救おうと動くディーとバージニア。現在でアルカトラズ島に渡り、怪物と戦うフラメル夫妻とマキャベリたち、同じく現在で渡ってきた怪物に備えるため待機する二天(武蔵)とプロメテウス。5箇所の戦いが交錯しながら、物語はめまぐるしく進む。無事に人間の勝利となるが、敵だったディーやマキャベリたちが、気づけば味方になっているところがなんとも笑える(悪くはない)。一人は世界を破滅させ、一人は救うという予言の実現というラストも、それなりに納得はするが、定められた予言の成就というのは、多少の意外性がないとつまらないので、その条件がギリギリセーフかな? 最後までつきあえる内容でよかったです。