昨年度の課題図書。
神奈川県立多摩高校の合唱部の実話をもとにした物語。もともと合唱を志望して入ったが、希望していたテナーではなく、バスにまわされた乙川。運動部志望だったのに、きれいな先輩に目がくらみ、入ったものの爆音(声がでかいだけ!)でひっかきまわす同じくベース飯島。優秀な指導者だった白鳥先生の後に赴任した小倉先生への3年生の微妙な反感など、さまざまなことを乗り越えてコンクール優勝を目指す物語。合唱部って運動部だったのね、というまさかの腹筋トレーニングなど面白い部分は多いが、全体にちょっとキレイに流れすぎているのはモデルがあって遠慮して書いているゆえ?