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きょうから飛べるよ

 

きょうから飛べるよ (おはなしガーデン)

きょうから飛べるよ (おはなしガーデン)

 
新学期から病気になって、長期入院することになってしまったさくら。食欲もなくなっていた日々に、ある日、はなさかじいさんと名乗る人からの手紙が、食事の器のしたに入っていた。
その手紙には、病院にある木に巣を作った鳥を見つけるよう促すものだった。
鳥の家族を見守るうちに、元気になりたいと励みにするようになった主人公は、やがて小鳥達の旅立ちを見送ることになった。さて、その手紙の花さかじいさんとは…。
文体としては、低学年だけれど、内容としては1年生とかはどうなんでしょうか?最近はこの程度の死の概念の受け入れはスタンダードなんですかね。(ま、老衰だからいいのか…)悪くもないけど、感動させようという意図がチラつくせいか、あまり素直に楽しめない。いろんな意味で、不燃焼な気がしてしまった。