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ハンサム・ガール

 

ハンサム・ガール (フォア文庫)

ハンサム・ガール (フォア文庫)

 

 お母さんはキャリアウーマン、お父さんは専業主夫、そして小6の私二葉は、野球がしたい。地元の少年野球チームの監督は、入会を認めてくれたけど、肝心のチームメイトが受け入れてくれない。お母さんも、女だというだけで嫌がらせを受け、左遷されて、メゲてるし、お父さんも保母資格に挑戦して仕事に出ようとする。少しづつ変わる家族の中で、普通じゃない家族が少しづつ好きになる。二葉が、男の子のチームに入りたいのはなぜ?野球がしたいけど女の子のチームがないからというより、男の子グループにあこがれた感じ? こういう気分って意外によくあるのでは? この理由を突き詰めてみたい気もする。