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魔使いの呪い

 

魔使いの呪い (sogen bookland)

魔使いの呪い (sogen bookland)

 

 古代の悪霊ベインが復活した。病気で弱っている師匠と共に、ベインのいる都に向かった僕たちの前に、残酷な魔女狩り長官があらわれ、友だちのアリスが魔女として捕まっているのを目撃した。裏切りから師匠も長官に捕らえられ、ぼくトマスはベインがさ迷う地下道カタコンベから師匠とアリスの救出に向かう。救出は成功に見えたが、アリスは長官を倒すためにベインと血の取引をしていた。このままではアリスが悪に飲み込まれてしまう。さらに、助けを求めて寄った家では重病の父さんが、母さんとの出会いを始めて語ってくれた。その時、母さんは鎖に縛られていたという。だが、銀の鎖で縛るというのは魔女の証! 母さんの正体はいったい・・・。ベインを倒すためには師匠、アリス、僕のうち1人の命が必要だという予言を受け、僕はチャンスを得ながらもベインを倒す恐怖にとらわれてしまった。「死にたくない!」果たして、予言の死者とは・・・。まじめなトーマスの影で、不思議な母さんや火のようなアリスが活躍。悪霊や長官との対決を成功させていく。悪と善がきれいに分かれない部分を抱えたところが相変わらず魅力。