シーラスと黒い馬（シーラスシリーズ１）

シーラスと黒い馬 (児童図書館・文学の部屋 シーラス・シリーズ 1)

 この大河物語の主人公シーラスは１３歳ほどの少年。彼は、川を小舟に流されるままに登場する。サーカスで育った彼は、サーベルのみの修業がイヤで飛び出してきたのだ。馬の牧場を持つバートリンは、船を見つける。シーラスをただ働きさせようとして、荒馬を乗りこなす賭けに誘い、負けて一番いい黒馬を奪われる。逃げていく中で、シラスは貧しいどろぼうの村で、子どもとなめられて馬を盗まれるが、貧しい牛飼い少年ビン・ゴーヂックと出会い、彼の助けで、馬を取り返そうとする。自分の馬を求めて村に乗り込むバートリン、一儲けをたくらむどろぼうエマニュエル、買付に来た小間物商人。この３人の駆け引きを、ビン・ゴーヂックのやもめの母とつきあうカワウソ漁師フィリップがかき回す。どさくさにまぎれ、シーラスは馬を取戻し、ビンとともに村を後にする。

このシリーズ、はまります・・・・